2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

信州の昆虫食・その2、ざざ虫

ざざ虫は天竜川の伊那が有名でざざ虫採りは冬の風物誌ともなっている。川がザーザー流れているとこで採れるということで、この名があるようである。 トビゲラ、カワゲラ、カゲロウ、ナベブタムシ、ヘビトンボの幼虫など、川底にいるのはみないっしょくたんに…

信州の昆虫食・その1、信州は昆虫食の本場!

長野県内の食文化やいわゆるいかもの食いなどに精通している人の著述によると、わが信州の四大昆虫食ともいうべきは、蜂の子、ざざ虫、蚕(かいこ)のさなぎ・蛾、それにせみの幼虫だということである。 蜂の子、ざざ虫、蚕(かいこ)のさなぎは、私自身も経…

スズキ・メソード世界大会、生誕の地、信州松本で開催

才能教育で知られるスズキ・メソードの第16回世界大会が14年振りに生誕の地、信州松本で3月27日から31日まで開催されている。松本市で生まれたスズキ・メソードは、現在46の国と地域に拡がり、今回は35の国と地域より海外1400人、国内41…

雪の城、乗鞍岳健在...

一昨日、あまりの好天に標高1500mの乗鞍高原へ。同じ松本市内だが、クルマで1時間半近くかかる。往復100キロちょっと。時間的にも北の白馬村へ行くのと同じくらいだ。残念、高原へ着く頃には薄雲が広がって来た。上高地へ向かう158号線を前川渡…

桜開花異変

当地、信州松本では、まだ咲き始めてもいないが(開花予想は4月5日以降)、東京近辺ではソメイヨシノもう散ってしまうという。これは大いに私としても誤算、当てがはずれたというところ。 というのはここ3、4年、友人知人の書家の山内清香さんの個展が、…

鰻丼と鰻重

「郷愁の食物誌」というメールマガジンを発行しているので、いい種はないかと、たべものの本をあれこれ読んでいるが、面白い。今日読んだ本の中に、鰻丼と鰻重、かつ丼とカツ重、天丼と天重の違いというのが載っていた。「重」の料理の方が高価なのか? 結論…

芥川也寸志とショスタコーヴィチ・その5

ネット百科辞典ウイキペディアのショスタコーヴィチの項に、交響曲第11番は、1956年から作曲に取り組み、1957年8月4日に完成、と出ているので、二人の会談はやはり1956年なのだろう。 最初はぎこちなかかった二人の会話もそれでも次第に打ち…

芥川也寸志とショスタコーヴィチ・その4

「今のお仕事は?」 「新しい11番目の交響曲を、出来れば夏までに書き上げます。これは1905年の革命のうたが主題になっています。この頃はどうも体が疲れて仕方がありません。だから、仕事は朝から5・6時間しかしません。朝はものを考えるのに一番よ…

芥川也寸志とショスタコーヴィチ・その3

芥川はこの本の中で、ショスタコーヴィチに会ったのは3年前と記している。本が出版されたのが1959年(昭和34年)なので、1956年ということになるが、1954年に入国した際に会ったことなのかその辺はわからない。1956年として、ショスタコ…

芥川也寸志とショスタコーヴィチ・その2

−−絶えず何かにおびやかされているように、目玉をせわしくきょろつかせている、見るからに気の弱い神経質そうなこの男。ポケットからタバコを取り出す。ちょっとけいれんするような手つきでさぐりあてた一本を口にくわえると、あわただしくマッチをさがす。…

芥川也寸志とショスタコーヴィチ・その1

「今でもよくフットボールにいらっしゃるんですか?」 「ええ、しょっちゅう行きますよ。あれは私の健康のために−−−、肉体的にも精神的にも必要なものですから....。」 ぼくたちの会話はこんなふうにはじまったと、芥川也寸志はその著書「私の音楽談義」…

糖質ゼロ、カロリーゼロ?

私もご多分に漏れずメタボ傾向、ダイエットに心がけているが、大いに気になるのが「ゼロカロリー」「糖質ゼロ」を売りにしている飲料やお菓子。飲んだり食べたりすると甘いのに、どうしてゼロなのか? 甘いのに大丈夫なのだろうか。本当に太らない? 太る、…

DVD映画「浮雲」を見る

この映画の封切りは1955年(昭和30年)だから、見たのは直ぐでないにしても中学か高校時代のことになる。それなのに印象深くずうと忘れられない映画である。たまたま図書館のライブラリーにあり借りて来て見る。実に**年ぶりに。 覚えているシーンは…

城下町、信州松本独特の雛人形、押絵雛

城下町松本には、江戸時代からの伝統、押絵雛という独特の雛人形がある。押絵は、正月の羽子板で知られるが、押絵雛とは、厚紙を切った型に棉を挟んで布で包み張り合わせた立体感のある絵で作られた雛人形である。 松本は江戸時代から、押絵雛の産地として知…

信州にコウノトリが飛来!

14日の地元、信濃毎日新聞の紙面も昨日の民放のテレビも、信州・大町へのコウノトリの飛来を伝えている。野鳥ファンならずともうれしいニュースだ。要約すると次ぎのとおり。私も自分の目で確認したいところだが、なにしろ羽根があり、一定の場所にずうと…

「健康寿命延伸都市」信州松本の全国公募「老いるほど若くなる」展を見る

2年に一度開催の「老いるほど若くなる」展。2003年(平成15年)に始まった絵画による全国公募展。「健康寿命延伸都市」を目指す松本市独自の企画として定着、今年で第5回目。43都道府県の70歳から96歳の方まで、過去最高の473名のご応募が…

ドライフルーツに凝っている?

この頃、ドライフルーツに凝っている。いろいろ取り合わせ、細かく刻んで、ヨーグルトやプリン、寒天、トースト、サラダに。なかなかいい。写真には、パイナップル、マンゴー、トマト、レーズン、キウイなどが写っている。 面白く気に入っているのはこのほか…

福寿草群生地を取材

私の住む信州松本市、その北部四賀地区に自生する福寿草。自然の高い土手に自生したかたちで50万株の花が見られるところとして人気。東日本最大の自生地ともいわれ、観光の名所にもなっている。私も毎年取材、花を見た後、近くの温泉に入ってくる楽しみも…

1988年(昭和63年)のメール?

とある本を見ていたら対談があり、その中で、−−1988年ごろはまだメールなどなく、中間との打ち合わせで電話代が月5万もかかったという発言が載っていた。しかしこれは誤りである。この人がただ知らなかった、認識していなかっただけの話しである。 すで…

氷餅(こおりもち)・その2、氷餅のつくり方、食べ方

氷餅、その作り方というのは、方法自体はいくつかあるようだが、ついた餅をその日の内に小さめの長方形に切り、一個づつ新聞紙で包み、つり下げられるよう藁で編む。これを一〜二昼夜水に漬けてから、日陰の軒先などにつるしておくと日中は氷がとけ、夜は凍…

氷餅(こおりもち)・その1

先日、松本地方の伝統的な雛人形を見学するために馬場家住宅というところに行った。住宅などと名前がついているが、旧家をそのまま博物館にしたものである。その軒先に氷餅(こおりもち)(写真)が吊り下げられていた。今は見かけることが少なくなった懐か…

映画「東京家族」を見る

山田洋次 監督50周年記念作品、話題の映画「東京家族」を見た。案内パンフレットに、−−半世紀のあいだ、その時代、時代の〈家族〉と向き合ってきた山田洋次監督が、いま2012年の家族を描く−−とあるが、描かれている家族は、−−これは、あなたの物語です…

北海道にはない(?)村々鎮守さま!

市街からはちょっと離れた、私が住む信州は松本市の里山辺地区、薄川沿いの八坂神社(写真)。境内にあった説明書きによれば、この神社はすでに西暦1500年代には存在し、1549年(天文18年)、時の松本城主小笠原長時が、建設年次・由来などを配下…

信州、松本・安曇野から北、30キロはまだ銀世界!

昨日はすこぶるの快晴、厳冬の間はちょっと躊躇していたが、どうしても雪の白馬三山を見たくなり、そしてしばらご無沙汰している白馬・森上の友人のぷうさんの店にも立ち寄りたいと一路白馬へ。 白馬村は、松本・安曇野を含む松本平(盆地)から30キロあま…

ペットだって太り過ぎ・2

ペットだって太り過ぎ、では、その原因はなんだろうと考えれば、それは食べもの、すなわちエサ。ペットについついエサを与えすぎてしまう。エサを与えることで人間はストレスを解消するのだという。なんとなくスカッとしたような気分になるのだろう。動物は…

ペットだって太り過ぎ!

今は昔、食べものが不自由で世間全体がひもじかった時代、今のこどもも若者も、つい**年前頃、そんな時代があったことは想像もできないのだろう。人間さまもヒョロヒョロしていたものなら、当然犬、猫だってそれ以下。暗いモノクロ映画の片隅にやせた犬や…

Jリーグ開幕、J2・松本山雅FCは白星スタート!

土曜日のJ1に続き、昨日の日曜日J2もスタート。私の住む信州松本にもJ2のチームがある。松本山雅(やまが)FCである。私も熱狂的ではないがファン、サポーターの一人である。松本山雅(やまが)FCは、昨年JFLからJ2に上がり、昨シーズンは1年目…

とんでもない温泉・その3

小説家エッセィスト清水義範氏のいわば温泉のパロディ版。 わが長野県には泥沼化(どろぬまか)温泉というのがある。泥の温泉なのだが、泥は泥でも底無しの泥沼温泉。そのままではズブズブと入っていってしまい二度と地上の空気を吸うことはできない。そのた…

とんでもない温泉・その2

小説家エッセィスト清水義範氏の作品「秘湯中の秘湯」に載っているいわば温泉のパロディ版である。 福島県の湯気蒸(ゆげむし)温泉というところは、ちょっと道路工事をするとそこから高温の温泉が噴出するというほど。そのすごい噴出量のため街全体が湯気の…

とんでもない温泉・その1

小説家エッセィスト清水義範氏の作品に「秘湯中の秘湯」というのがある。日本全国各地の秘湯中の秘湯を紹介しているのだが、実はこれは秘湯というよりとんでもない温泉ばかりなのである。 秋田県にあるという風呂湯温泉は、よく蛇も入りにきていて、時には湯…