2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「さよなら、クロ」封切りから10年

昭和30年代もおわり、一匹の黒い野良犬が、信州松本は市街の北の高台にある高校に住みついた。以後10年あまり続いた学校犬クロと生徒・教職員とのふれあいの物語は、今日まで親しみを持って語り継がれている。映画になった「さよなら、クロ」、ストーリ…

郷愁のおやつたち・ラムネ、その2

ラムネのビンの中に入っているビー玉はどうやって中に入れるものだろうか、つまりそれは、ビー玉を入れてから、ビンの口をガスバーナーで焼き、溶かして細くすぼめるというのである。その後、発生したガスの圧力でビー玉を押し上げ、固いフタに仕立てる。こ…

郷愁のおやつたち・ラムネ、その1

ラムネは今はもう郷愁の飲みもの・おやつと言った方がいいだろう。コンビニや食品スーパーに普通に売っているものではなくなっているからである。祭りや縁日、イベントの露店などで見つけて、なつかしくもほっと心がやすらぐのである。 ウィキペデアによれば…

ヒゲをそるまでの憂鬱

朝起きて、特に予定がなく、顔を洗い、歯を磨くまではするが、ヒゲをそるのがものうい時も多い。洗顔と一緒にさっさと片付けてしまえば、別にどうということはないかもしれないのだが、これがなかなか。 しかし、ヒゲをそるはめんどう・ものういのに、これを…

パソコン・ネットと私・その3、80年代半ば過ぎ、ネットの世界に!

80年代半ば過ぎ、ひょんなことから始まったばかりのネットの世界にのめりこむことになった。インターネット以前に約10年続いたパソコン通信である。ひょんなことというのは、最初のねらいは、始まった株式のネット取引をしてみたいということであった。 …

パソコン・ネットと私・その2、専用ワープロの登場!

それから専用ワープロの時代が来た。シャープの書院、東芝のルポ、NECの文豪、富士通のオアシスなど、私は最初、カシオ、次に文豪を使用。各自がデスクに自前のものを持ち込んでの仕事が続いたが、次第に社用としてはオアシスに収斂して行った。家庭でも…

パソコン・ネットと私・その1、タイガー計算機でチャリーン!

60年代も末か、学校を出て入社した頃の最初の仕事には、大量の引き算をすることが毎月定期的にあった。まだ電卓などなく、あったとしてもばか大きくしかも高価だったから職場全体で数台のみ、もっぱら各自タイガー計算機でチャリーン、チャリーンとやって…

アストラ・ピアソラ(1921〜1992)の世界・その2

”バンドネオンで血の沸き立つ音楽”を奏でるタンゴの革命児、アストル・ピアソラはイタリア系移民の子としてブエノスアイレスに生まれた。まもなく一家はニューヨークに移住し、彼は少年時代をそこで過ごした。まわりの影響か、八歳の頃からバンドネオンをは…

アストラ・ピアソラ(1921〜1992)の世界・その1

知る人ぞ知るアルゼンチンタンゴの革命児、作曲家にして天才的バンドネオン奏者。それまでの踊りの音楽に新しい息吹・生命を吹き込んだ。タンゴを元にクラシック、ジャズ・ロックの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出し、高い芸術性の評価を。 その今は…

カモに手渡しで餌を与える...

日本にやってくるカモで、土着していて渡りをしないカルガモも含めて、一番数の多いのはオナガカモである。昔は、マガモが多かったということも聞くが、今は圧倒的にオナガカモが優勢である。このオナガカモ、かなり人なつっこい。あまり人間を怖がらない。…

小学生の書き初め展を見る...

松本カタクラモールで、恒例の市民タイムス書き初め展を見る。力強くのびのび書かれた書、字を見るのは、なにかすがすがしくも気持ちがいい。この催しもすでに26回目、すっかり地域に根付いている。 応募者全員の作品が展示されるというのもいい。ファミリ…

白鳥が飛んだ、飛んだ!安曇野白鳥湖で白鳥飛翔ショー

白鳥が飛んだ、飛んだ!春先にはまとまって飛ぶことがよくあるが、これほどの数で、上空を縦横無尽、群舞飛翔するのを見るのは2005年3月以来。湖面に500羽近く滞留していたコハクチョウが次々飛び上がっては、飛び去るのではなく白鳥湖の上空を大き…

小鳩くるみさんをご存じですか?

小鳩くるみ知ってますか?わが少年時、人気の少女童謡歌手だった。少女雑誌のグラビアなどにもひんぱんに登場。大人になっても歌手?いえ、ネットで見ると彼女は、イギリス文学者、児童文学研究者、大学教授に。図書館のCDの棚にあり、懐かしく借りて来て…

漢字熟語輸入大国、中国!

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昔ながらのスパゲッティナポリタン

今日、ある喫茶店でスパゲッティナポリタンを食べた。なにを食べようかと思案したのだが、ラミネートのプラスティック板に大きくカラーの写真が出ていて、誘うような感じなので決める。 昔なつかしいスパゲッティナポリタン。好きだったあの味。茹ですぎたり…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その7、”昔ながらの中華そば”

私が前にいた長野市に、「支那ソバ」を名乗るラーメン屋が、少なくともニ軒あった。少なくてもというのは、まだあるかしれないが私が知る限りということである。今いる松本市でも見つけた。 ニ軒の店に、なぜ今どき支那ソバなどといっているのか聞いてみたこ…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その6、インスタントラーメンの出現

私の記憶にはないのだが、昭和33年(1958年)初めて、日清食品がチキンラーメンを発売。その後のインスタントブームの先駆けとなった。1970年頃までに各社が競ってさまざまなインスタントラーメンを発売し、例えばエースコックのカレーラーメン、…

友人の画家・久保田氏のネイチャーアート、地元ローカル紙、2月9日付けの松本平タウン情報で大きく紹介される

画家・久保田氏のネイチャーアート、2月9日付けの松本平タウン情報で大きく紹介される。記事は見開き2ページに渡る。下段が上段の右に来る。一枚にはスキャナー出来ないので2つに分割。 タウン情報記者、倉科*春さんの取材をアンクルが更に取材。なお、…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その5、何でも具になるシンドローム!?

だいたい具やスープにいろいろなものを持ち込んだのは、彼のサッポロラーメンの発明というか功罪だという。 エッセイストの玉村豊男氏によれば、サッポロラーメンの特徴は、スープが濃厚で、スープの味付けの種類が、醤油・塩・味噌・バターなどと選べること…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その4、サッポロラーメンの登場!

前回も書いたとおり、1920年代から1970年近くまで、40年から50年間、伝統の横浜・東京ラーメン、すなわち支那そば、中華そばの時代がさしたる変化もなく戦争を挟んでも平穏裡に続くのである。 ところが戦後も20年30年、サッポロラーメンが出…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その3、正統派(?)中華そばの中身

明治末期、東京にはチャルメラを吹きながら市内を徘徊する屋台のラーメン屋があり、浅草には「来々軒」という支那ソバ屋が出来た。 ラーメンというの呼び方そのものは戦前からあったらしいが、先にも書いたとおり、ラーメンの呼称がポピュラーになったのは昭…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その2、南京そばから支那そばへ

私が、最初に食べたラーメン。昭和20年代だが、まだ一般にラーメンとはいわず、中華そばとよばれていた。ラーメンという呼び方が定着するようになったのは昭和40年代も後半からではなかろうか。 そしてその麺は、昨日の写真に載せように、どこでもたいが…

南京そば、支那そば、中華そば、ラーメン・その1、ラーメンの本場、中心地はニッポン

日本のラーメンは世界に飛躍中らしい。世界標準の味に近づいているということか。 ところで、標題はラーンメンの変遷である。名前も変わったが、内容の方も変化している。今のラーメンが中国から来たもので、中国がラーメンの本場だと思っている人がいるとし…

立春大吉

昨日は節分、今日は二十四節気のひとつ、立春(りっしゅん)である。古来、一年の始まりと考えられ、厄除けとして「立春大吉」と書いた紙札を家の鬼門に貼る風習も。今でも、この日の早朝、禅寺の門前に張り出される文字「立春大吉」。意味的には謹賀新年に近い…

世界史の謎?日本でなぜ馬車が発達しなかったのか?その1

以前、「逆説の日本史」などの著作で知られる伊沢元彦氏の講演を聴く機会があった。日本やアジア各国の道路の舗装率などの言及から、日本では古来より馬車が発達しなかった、これは世界史の謎の一つと捉えられているという話しになった。優秀な民族と思われ…

ジェネレーションギャップ!栗原小巻を知りませんか?

先に古い映画、加藤剛・栗原小巻主演の「忍ぶ川」を見た。このブログにも書いたところ。その話をたまに行くスナックのママに話した。 そんな古い映画「忍ぶ川」も、加藤剛は聞いたことあるけど栗原小巻なんて知らないわという。またその映画の出来た1972…

この冬も出現、巨大な雪の城、北ア・乗鞍岳(3026m)

信州松本側から見る北アルプス南端の乗鞍岳は、この冬も巨大な雪の城のようになっている。今年は雪が例年になく多そうだ。乗鞍岳は北アルプスの峰々の中では火山ということもあるが、いわば別格の山である。 確かに、山容は槍ヶ岳や穂高岳の鋭さ、荒々しさは…