立春大吉

 昨日は節分、今日は二十四節気のひとつ、立春(りっしゅん)である。古来、一年の始まりと考えられ、厄除けとして「立春大吉」と書いた紙札を家の鬼門に貼る風習も。今でも、この日の早朝、禅寺の門前に張り出される文字「立春大吉」。意味的には謹賀新年に近いとか。

 ウィキペデアには、立春は、冬至春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春となる。九州など暖かい地方では梅が咲き始める。暦の上ではこの日が寒さの頂点となり、翌日からの寒さを「残寒」または「余寒」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられる...とある。

 なおまた、立春は雑節、八十八夜、二百十日などの起算日(第1日目)となっている。立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を春一番と呼ぶとも。

 夏の残暑に対応する、冬の寒さのいい方が、残寒、余寒というのは今まで知らなかった。