2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「南下するアサギマダラに会えうれし」

9月17日〜18日、友人たちと信州は、旧奈川村白樺峠へ。サシバ、ハチクマなどタカ類の渡りを観察するためである。北アルプス乗鞍岳を間近に望む標高1600mの峠、ここは国内有数のタカ類の渡りの観察ポイントである。 この白樺峠で渡りのする蝶として…

「ピアソラのタンゴを聴きて秋ふける」

アルゼンチンタンゴの革命児といわれるバンドネオン奏者、作曲家のアストール・ピアソラ(1921〜1992)。その音楽は、当節、一種クラシック音楽のような扱いを受けていて、クラシック曲を紹介したガイドブックにも載っているほどである。事実、クラ…

「夏の日や青春の風佐渡の風」

198*年7月、広報紙の取材で佐渡外海府の陶工を訪ねた後、時間があったので尖閣湾に遊ぶ。今中国が不法侵入を繰り返す同じ「尖閣」である。尖閣湾の観光船に乗る。船の中で、青春まっただ中のような若い女性グループと知り合い話を交わす。

「山法師の実赤くなり果実酒に」

一頃、果実酒作りに凝ったことがあった。食べられそうな木の実など見つけるとはしからというくらい漬け込んだものだ。キイチゴ、グミ、ガマズミ、ボケ、ナツメ、サンシュウ、ヤマザクラ、スグリ、クワの実、マタタビなどなど。 ヤマボウシの実も試みたひとつ…

「友見舞う窓辺に飛来赤トンボ」

夏の終わり頃入院したのに、もう9月も下旬、窓の外の景色、まわりの気配もすっかり秋。病状はどうか、早く退院出来るようになればいいが...。

「きみ偲びブラームス聴く夜長かな」

ちなみに今、弦楽六重奏曲2曲が入ったCDを聴いている。先に「もの想う秋におすすめブラームス」などとも書いたが、ブラームスには特に室内楽曲には、そのしかめっつらとは逆に、実に甘くロマンチック、センチメンタルな曲も多い。映画音楽やテレビドラマ…

「御所の秋60年代の少女たち」

私が通った大学の隣りは京都御所だった。御所もわがキャンパスの内と学友等と良く散策したり、車座になって談笑したものだ。おしゃべりし、しばしおともだちになったかわいい少女たち。懐かしい思い出のワンショット。 、

「赤ソバは幻想世界伊那路にて」

ここ数年来、テレビ新聞、週刊誌のグラビア、インターネットなどで度々取り上げられいるので、信州伊那谷の赤蕎麦の花は全国的に知られるようになった。赤そばの里と呼ばれる伊那谷箕輪町上古田、標高950mの高原は、9月下旬から10月の中旬の花のシー…

「はるかなり佐渡外海府子等泳ぎ」

1980年代はじめの思い出。手前で泳いでいる子は多分我が子・外海府とは佐渡の日本海の海岸のこと。岩礁あり砂浜ありの変化ある美しい海岸線が続く。国定公園だが、国立公園になってもおかしくない。

「雲はアート雲は天才空の秋」

雲を見ていると実に飽きない。時にほんとうほれぼれする雲も表れる。その刻々変わる雲の態様は、人間などとてもかなわいないアートのようだ。また、雲は天才であるといったのは石川啄木である。

「じゅるじゅると秋刀魚焼き上がりカンパ〜イ」

七輪で焼き上がった秋刀魚にたっぷりの大根おろし、それをつまみに友とカンパ〜イ、、それもいいじゃないか。至福のひとときだ。

「ひまわりに反逆児なし一直線」

落ちこぼれもなく誰ひとりそっぽを向くものなし、右ならえの一直線という感じだ。松本、国道158号線新村交差点のひまわり畑。背丈も低く、花も小さい矮小種である。

「この季節夏の空気と秋の空気がせめぎ合い秋に収斂す」

この季節、秋の空気が勢力を得て南下、しかし夏の空気が勢いを盛り返し北上、このように夏の空気と秋の空気がせめぎ合い交じり合う。これを繰り返す。だがやがて空は、次第に秋の空気の天下になっていく。秋に収斂する。

「コトコトと水車が回るソバ畑」

信州大町市新行高原にて。水車は観光用ではない、脱穀・製粉などちゃんと仕事をしている。

「雲ぽっかり山麓線はソバの花」

信州・信濃でも秋ソバの花の季節を迎えている。この白いソバの花の広がりを見ていると何故かこころ落ち着き和むのである。ここ松本から塩尻に向かう東山沿いの道路、通称東山山麓線沿いのソバ畑の花も、正に見頃を迎えている。、

「湯の宿でウサギと遊ぶ秋愉し」、

友人と上信県境、標高1800m、高原のいで湯、万座温泉へ出掛けた。日本一高い湯の町である。宿の脇の草原に放し飼い(?)それとも野生かウサギが2,3羽、ちょこちょこいたのだ。ごく近づいても逃げない。

「コスモスは古くてモダン知らず咲く」

コスモスの原産地はメキシコの高原地帯とか。それからヨーロッパに伝えられ、日本には明治20年頃渡来したとウイキペデアに出ていた。はやりすたりの激しい花弁の世界では、もうけっこう古い花である。しかしそのシンプルさの故か、新しさを失わない感じ。…

「お盆にはてんぷらまんじゅう欠かせない」

お盆はもう半月以上前のことなのだが、メールマガジン「安曇野(あずみの)通信」9月1日号に書いたのでここブログでも紹介。よく参考にする信州本「ふるさと発見!信州あるある」(しなのき書房)や「長野のおきて」(泰文堂)にも信州人はとにかく天ぷら…

「公園で逆上がりする秋日和」

こどもの頃は逆上がりが実に得意だった。ちょっと前、童心に返ってとやってみた。出来ないのだ..。あんなに得意だったのに。無理もないかこの年だもの。

「もの想う秋にはおすすめブラームス」

夏は終わり、9月に入った。秋である。ところで、顔はいかついが、ブラームスの曲には、実に甘くロマンチックなものも多い、特に室内楽、例えばピアノ三重奏曲、ピアノ四重奏曲などがおすすめである。[