「お盆にはてんぷらまんじゅう欠かせない」

 お盆はもう半月以上前のことなのだが、メールマガジン安曇野(あずみの)通信」9月1日号に書いたのでここブログでも紹介。よく参考にする信州本「ふるさと発見!信州あるある」(しなのき書房)や「長野のおきて」(泰文堂)にも信州人はとにかく天ぷらが大好きと出ている。ハレの日、お客が来たり親戚が集まると必ずといっていいほど天ぷらが出る。私もそういうものだと意識もして来なかったが、言われてみれば確かにそうだ。

 山菜といえば天ぷら、蕎麦にも天ぷら、特にお盆には何故かまんじゅうの天ぷら。これ、長野県民は全国的に食べられていると思いがちだが、他県では岐阜や福島の会津地方、東京のごく一部に限られるようだ。「揚げまんじゅう」というのもあるが、これは衣をつけて揚げた天ぷらではなく、まんじゅうの素揚げ。長野市内など、お盆が近づくと、スーパーに「天ぷら用まんじゅう」が並ぶ。ところで、天ぷら大好の証拠がある。なんと長野市民の平成21年〜23年平均食用油年間購入量が、日本一だったとか。