「卯の花の匂う垣根にこれはウソ」、「今日の出会いきのうの出会い」(作成中)

 鼻に感じる感覚として匂うかいえば、これはウソ、実際に花に鼻を近づけても匂わない。同じよう疑問を持つ人はけっこういるようで、ネットに次のような蘊蓄が載っていた。すなわち、−−、

 『赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか?』(稲垣栄洋著/東京堂出版/2011)の本の中で、そのP132〜「夏は来ぬ」のひみつという項目があり、「…卯の花の植物名はウツギである。…」と記載があり、香りについても「香りがするという意味ではなく、花が盛りに咲いているさま…」との説明がある。
歌詞には「卯の花の匂う垣根に〜」とあるが、卯の花はどんな香りがするか知りたいとのことだった。ここで“匂う”が古語辞典であるように「美しく咲いている様子」ではないかと推測し、万葉集での卯の花の詠われ方なども参照した。−−、ということのようである。