ヒゲをそるまでの憂鬱

 朝起きて、特に予定がなく、顔を洗い、歯を磨くまではするが、ヒゲをそるのがものうい時も多い。洗顔と一緒にさっさと片付けてしまえば、別にどうということはないかもしれないのだが、これがなかなか。

 しかし、ヒゲをそるはめんどう・ものういのに、これをしないと何か落ち着かないのだ。友人なんかは、オレはいっこうに平気だよというが、のびたヒゲをさすりながらもやはりちょっと落ち着かないのだ。外へ出て行くのもおっくう。たまに一日くらいヒゲをそらずにいるときもあるが、落ち着かない気分はずっと続く。

 午前中は、おおげさにいえばこの、ヒゲそりはめんどう・おっくうな気分と、ヒゲをそらないことによる落ち着かない憂鬱な気分との葛藤が連日?