郷愁のおやつたち・ラムネ、その2

 ラムネのビンの中に入っているビー玉はどうやって中に入れるものだろうか、つまりそれは、ビー玉を入れてから、ビンの口をガスバーナーで焼き、溶かして細くすぼめるというのである。その後、発生したガスの圧力でビー玉を押し上げ、固いフタに仕立てる。この卓越したアイデアは、約140年前に英国人によって発明されたもののようである。

 ところでネットで、試しに、”ラムネの思い出”と入れ検索してみた。その一つ二つを。−−こどもの頃、お祭りで買ってもらったラムネの びー玉の入ったびんが好きで、飲んだらその場でびんを返さなきゃならないのがとても嫌 でした。 いつも、お家にもって帰りたいと言っては親にダメだと言われ ...−−、そう持って帰るというと、「保証金」とかいって100円也を加算して取られたのであった。

−−この、透明なブルーがきれいなチェコビーズに初めて出会ったときから、イメージはノスタルジックなラムネの思い出。私の子供のころはすでにラムネはかなり希少な飲み物になってはいたけれど、それでも小学校前の駄菓子屋でたまに買っては、中のビー玉を取り出そうと必死に振っていた記憶があります。−−なかなか詩的な表現。ビー玉はビンを毀さない限り出て来ないと思う。ラムネについても、それぞれに郷愁や思い出が詰まっているおやつ、飲みものである。−−アンクルのメールマガジン・「郷愁の食物誌」2013・2・25号より。