鰻丼と鰻重



 「郷愁の食物誌」というメールマガジンを発行しているので、いい種はないかと、たべものの本をあれこれ読んでいるが、面白い。今日読んだ本の中に、鰻丼と鰻重、かつ丼とカツ重、天丼と天重の違いというのが載っていた。「重」の料理の方が高価なのか?

 結論からというと単に丸い丼と四角い重箱の容器に違いだけというのだが。器の違いが値段の違いではないとある。要するに、重の方が具の量が多かったり、高価な材料を使うなど中身が違う。長い間に店の方、お客もそういうイメージが出来上がっているわけだ。それが延長して丸より四角が高級というイメージまでも...?

 例えば、肉なら丼にはロース、重にはヒレといった具合。何を選ぶかは自分の懐具合。蕎麦にも丸と四角があるが...。