2013-01-01から1年間の記事一覧
私、アンクルが別途、メルマガ発行システムの「まぐまぐ」から発行しているメールマガジン「郷愁の食物誌」13.11.25号より。 この数年、ナポリタンの人気が復活しているらしい。昨年(12年)の後半からナポリタンはちょっとしたブームになっている…
木枯らしの句をもうひとつ。上のタイトルの句は、歳時記の例句に載っていた作家の芥川龍之介の作品であるが、これにはいさささか衝撃も受けた。この不思議な感覚・世界を短い五七五の中で表現するとは、さすが文豪・天才である。 加藤楸邨氏の解説によれば、…
先の句会で次ぎの句会の宿題が出た。”木枯らし”である。というわけで上の句は私が作ってみた句のひとつ。柿かりんごか、最後まで残っていた木の実をも、木枯らしの強い風は容赦なく吹き飛ばすということで、説明の要はないだろう。 歳時記に載っていた例句、…
写真上は、先日行った木曽・奈良井宿で見かけた今は懐かしくも現用の木製のゴミ箱である。これまた古い木塀の前にある。当節ゴミ箱といったら大きな蓋付きバケツ状のプラスチック製のものだろう。またはどこでもゴミは、ビニール袋に入れて出すのが通例にな…
先日、放送大学のスクーリング受講のため長野県の学習センターがある諏訪へ。今年は放送大学関連などで諏訪に縁がある。もう5、6回ほど。また年末までに後2回行く必要がある。電車でもクルマでも1時間ほどのところだが、中学の同級会も含めて3回宿泊。…
どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんも吹きとばせ どっどど どどうど どどうど どどう 有名な宮澤賢治の詩、「風の又三郎」の一節である。”かりん”が出て来る。 生食には適さないが、シロップ(ハチミツ)漬け、ジャム…
運転が好きで好きでという人もいるが、何十年ももう運転しているのに、私はどうも根は好きではないようだ。もっとも気晴らしにドライブすることも多いのだが...。安全運転を旨にしているものの、思うに運転もあまりうまくない。カーブの多い山道は特に.…
信州の山には圧倒的に植林されたカラマツが多い。これを何とか少しでも宝の山に変えられないか。これまではネジレが生じるなど利用が難しいとされてきたカラマツも、行政や民間事業者の長い取組みの結果、長野県内には技術が蓄積され、現在ではこの艶やかで…
例えば、私が先に行った乗鞍高原や軽井沢・浅間高原、また蓼科高原でも、ドライブすると車窓から見える森のほとんどはカラマツ林である。芽吹きや新緑の時期や紅葉はとても美しい。カラマツはマツ科のなかで唯一紅葉し落葉することから落葉松ともいわれる。…
長野県や山梨県の山にはとりわけカラマツが多いという。それが秋にはみごとに黄葉、実に見応えある。カラマツ黄葉の情景はとても美しく印象的。県内には見たところカラマツだけで全山黄葉という風景も珍しくない。 ところで、ウィキペデアによれば、カラマツ…
私は2000年からメールマガジン「クラシック炉辺夜話」というのをまぐまぐを通じて発行している。月2回発行、以来13年、読者数の増減はあったがまだ1000名を越える読者が全国にいる。ありがたいことだ。 毎年秋には、シリーズで、「もの想う秋の浪…
わが信州の盆地、紅葉はもうすぐ終わる。季節は秋から冬へ...。まわりは枯葉色に。ところで、バッハのイギリス組曲、フランス組曲、平均律クラヴィーア曲集、パルティータなど、この頃とりわけ気に入って良く聴いている。特に朝、テレビを切って、オーデ…
「”猫日和(ねこびより)”ってどんな日和(ひより)のことですか?」と私。「今日のこんな秋の日みたいに、おだやかな陽だまりの中でネコが日向ぼっこして、寝てしまうような日です。」と千鶴さん。アクリル画家・イラススレターのましもちづるさんとの最初…
今朝、ニュースは東北・北海道の積雪を伝えている。12月中旬の寒さと..。まだ11月半ばなのに、かなりの積もり方だ。わが信州の県北、小谷村や野沢温泉村でも積もったようだ。こういうニュースを聴くといよいよ冬間近の実感。いつもの年も季節が、ぐう…
軽井沢へは、毎年1回は行かないとなんか気が済まない。年々、変容が激しいが、魅力ある町、私は軽井沢の町も自然も大好きである。は〜るか昔々、少年時代、親爺の転勤で年数は少なかったが暮らしたこともある懐かしい地である。 昔から、軽井沢は信州・長野…
イベント・松本市民まつりの呼びものひとつとして本町商店街が招いたらしい。魔法画家スズキコージ氏のライブペインティングが、ホコテンの松本本町通り、多くの人を魅惑。 スズキコージ氏は、絵本、マンガ、映画・劇場ポスター、舞台美術、コラージュ、衣裳…
ーーからまつの林を出でて、からまつの林に入りぬ。からまつの林に入りて、また細く道はつづけり。からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。からまつはさびしかりけり。たびゆくはさびしかりけり。ーー 有名な北原白州の詩、「落葉松」の一節である…
「とうじそば」は昔から信州中部に伝わる伝統の味、郷土食。発祥の地は、今は松本市の一部にもなっている旧奈川村とも。キノコや山菜、鶏肉などを煮込んだ汁に、ゆでた蕎麦をとうじ籠という柄の付いたザル(写真、手前のヒシャク状のミニザル)に入れて、シ…
土日など、イベントなどでにぎわうこともあるが、今日はウイークディ、公園はやはり、通路もベンチも人影が少ない。たまに通る人はジョッキングの人、犬と散歩する人、乳母車を押す若いお母さん、学校帰りか小学生など。秋が進んでいる。プラタヌスの並木も…
標高1500m〜1600mの乗鞍高原、今一番遅く紅葉するカラマツの紅葉が美しい。全山カラマツの紅葉はまばゆばかり、みごとというほかない。多くの人に見て愉しんでいただきたい景色だ。友人と梓川渓谷を遡り乗鞍高原へ。錦織りなす梓川を挟む山峡、両…
七五三の意味は地元の氏神様に「無事に成長しました、これからもよろしくお願いします」と報告とお願いをするものだとか。七五三詣での風景を見るのは、実にほほえましく、こころおだやかになる。平和な日本を象徴する景色のひとつだ。 正しくは15日という…
寓居の窓から見える景色は、家ばかり、木々も松や垣根など常緑のものが多いのであまり感じられないが、ちょっと出て落葉樹が連なるところへ行けば、いよいよ紅葉のシーズンが始まったと実感する。まだ全体というわけではないが、紅葉も信州の高原から確実に…
昨日は、安曇野のとある木工作家の工房を訪ねた。11月はじめの連休、毎年「安曇野スタイル」というイベントが行われる。安曇野在住の100を越えるクラフト作家・さまざま分野のアーティストが自分の工房やアトリエを開放するオープンハウスが行われる。…
] たった三部屋しかないわが寓居だが、やたらといってもいいほどものがなくなることがある。まあなくなるなんてことは物理的にはありえないのだが、行方がわからなくなるということである。目下、ハサミが2個つづけてもう5日ほど行方知らずになっている。…
フランソワーズ・サガンの小説の題名ではないけれど、「アンクルさんは ほんとブラームスが好きなのねえ!」、秋の宵口、紅葉の並木道に沿うカフェ・テラスで交わしたやりとり、音楽談義を思い出す。 ブラームスの音楽、とりわけその室内楽作品は、もの想う…
ブームのアストル・ピアソラの音楽は、当節、クラシック音楽のような扱いをうけている。クラシックの曲を紹介したガイドブックにも載っているほど。ブエノスアイレスの秋、リベル・タンゴ、アデオス・ノニーノなど、秋に聴くのにふさわしい。おすすめだ。 ク…
毎日使うものだけに時々気分を変えるためにもコーヒーカップを交換したり、購入することがある。二つくらいをセットに回しながら使っている。この前に行ったイベントの際やっていた陶器市で白と黒のカップを購入。2個で500円という安いものだ。 値段が高…
フォーレのノックターン(夜想曲)を聴きながら、君にメールを打っている。君は今、何をしているのだろうか。むろんショパンのノックターンもいいけれど、フォーレの曲もすばらしいよ。そう、君にも前、すすめたことがあったね。秋の夜もだいぶ更けて...。…
信州下諏訪町、諏訪大社下社春宮横を流れる渓流脇の万治の石仏である。この前訪れたのが3ケ月前の7月、その時は石仏を囲む水田は青々としていたが、今回は10月も下旬、稲穂はすでに刈り取られて、切り株だけになっていた。 この石仏、信州にあまたある石…
今日も、アメリカのMLBのワールドシリーズ、レッドソックスとカージナルスの試合をテレビで見ていた。今日はカージナルスが逆転で勝ち、対戦成績は1:1となった。ところで、カージナルスの選手のユニホームの胸には、木の枝の両端にとまった大きな赤い…