かりん

 どっどど どどうど どどうど どどう
 青いくるみも吹きとばせ
 すっぱいかりんも吹きとばせ
 どっどど どどうど どどうど どどう

 有名な宮澤賢治の詩、「風の又三郎」の一節である。”かりん”が出て来る。

 生食には適さないが、シロップ(ハチミツ)漬け、ジャム、果実酒には最適。カリンノドアメなどの商品名のとおり、ノドの炎症を抑える効能も。昨日貰ってきて、包丁で割ろうとしたが、まあ刃が立たないほど硬い。表面ツルツル、とてもいい芳香を発するかりんの実が私は大好き。漢字では榠樝。花梨は誤り。バラ科の落葉高木。写真、葉はすでに落ちてしまっている。花も可憐で美しい。