2015-01-01から1年間の記事一覧

「薔薇の午後バッハで憩う至福かな」

バラの咲き競う庭園の昼下がり、ベランダでグールド弾くイギリス組曲やフランス組曲など聴く、最高の贅沢かも。

「この10年春夏秋冬出会いありまた別れあり思い出の日々」

イラストレーターのま*もちづるさんに初めて会ったのは、2007年9月、松本・中町のギャラリーグレーンノート、彼女の個展「猫日和」展だった。いくつかの展示会の仲立ちなどもしたが、2011年、郷里の群馬県の藤岡に帰った後、大阪に行ったらしい。…

「卯の花の峠を越えるジャズ聴きて」

私は、松本から上田方面に抜ける青木峠、クルマでほんとうにジャズを聴きながら超えたのだが、この句、句会に出したら、ウォークマンか何かで聴きながら、峠道を超えるようにとった人も。もちろんこれはどう感じとろうと自由だ。現代風な句だといわれた。

「卯の花の匂う垣根にそのままに」

初夏の花、薔薇が咲き、卯の花が咲いている。唱歌の光景そのままである。

「白馬は春”自分に問う”日々重し」

−−今日は白馬村へ行く。残雪のアルプス、白馬三山と連なる山々。オリンピ ック道路を東側、美麻村(現在は大町市の一部)の方から降りて行くと、 おお っと息を飲む、いつもながら、圧倒される景色。白馬は安曇野と違って前山が ない。だからアルプスが直に里…

「荻窪の春友と語らふ邪宗門」

東京は荻窪、杉並公会堂で高校同期生の友人の一人が出演したコンサートの後、気の合う友人数人とコーヒーを。荻窪駅前横丁のアーケード街の「邪宗門」という店で。田中穣氏が、作家・高橋和巳の作品、「邪宗門」だというので驚く。

「八ヶ岳山麓駅にツバメ舞う」

中央線から小渕沢で、八ヶ岳の山麓を走る小海線に乗り換える。ツバメはどこにでもいるが、その小淵沢駅のホームでも盛んに飛び交っていた。

「FDAで初夏の九州に飛びたいな」

FDAになってからは、松本〜福岡空路にまだ乗っていない。ひょいと乗りさせ すれば2時間もかからないで福岡の地に降り立つことが出来るのだが...。

「エゴの花信州松本に並木あり」

わが信州松本のやまびこ道路には、エゴの木の並木がある。街路樹として植えられている。今そのかわいらしい花が咲いていて楽しめる。そのさま光景 、実にいい雰囲気だ。 エゴノキはエゴノキ科の落葉小高木。北海道〜九州・沖縄まで、日本全国の雑木林に自生…

「女学生のスカートゆれるリラの街」

ライラック、リラの花はもう当地は終わってしまったが、わが松本の町にもリラの植わっている町並みがいくつかある。並木というより灌木状だったり、ツツジのような植え込みな感じだったする。ところでリラ冷えなんてことももあるようだが、これは北海道特有…

「めぐる春友人がまた作陶展」

10年来の友人知人、筑北村在住、工房ととかの陶芸家、菊地智子さんの春の作陶展が、4月下旬から、5月上旬行われた。松本は中町蔵シック館で。この数年、活手に案内ハガキなど作ってPRし応援も。

「出会った人ネット友になる春の野辺」

安曇野山麓線線沿い常念道祖神近く。安曇野の福祉施設職員のK.Mさんと出会い、話を交わし、アドレスを交換、ネット友に。千葉県から信州に来て4年あまりという。

「山の端にウワミズサクラぽつぽつと」

友人のT氏が、近くの山の端などにウワミズサクラ(上溝桜)が咲いているので見に来ないかというので出かける。この桜は5月に入って、むろん時期的には葉が出てから咲く。これもりっぱな桜の木なのだが、知らないとわからない。いわゆる染井吉野や垂れ桜、山…

「イヌフグリそれそれ空を写してる」「イヌフグリ花それぞれに空がある」

オオイヌノフグリ、その小さい花が野に一面に咲いている。それぞれの花は、まるで青空を写しているかのようだ。オオイヌノフグリは野草だが、ちょっと花が大きいネオフィラでも同じ感じ。 「イヌフグリそれぞれ小さな空がある」

「白鳥となかよしおじさんとのツーショット」

「白鳥とおじさんがお話してるよ」、先日、白鳥湖へ行ったらこんな光景に出くわしてビックリ!。コハクチョウはPちゃんという。Pちゃんは、羽根を骨折して北へ帰れず、白鳥湖にここ6、7滞留しているコハクチョウ。白鳥の会では毎日エサをやり保護してい…

「廃校の小学校は桜のみ」

私の入学した旧入山辺村村立小学校の跡地である。校舎があった場所には公民館他が立っている。校庭だったところは地区の運動会などに使われている。かっての小学校の門柱が残っている。

「思い出のそれぞれ学校の桜かな」

私の母校、小学校も中学校も高校も校庭に桜の並木があった。幾世代、全国の多く人々がそうではないだろうか。桜が咲く中を入学した思い出を持つ人も多いだろう。写真は、私の出身中学校、松本市立清水学校の今年の桜。私たちが通った頃は、木造校舎だった。…

「レンギョウの小径を歩く今日は一人」

レンギョウ、一本くらいだとどういうこともないが、このように多数連なっているとかなりインパクトが強くなる。信州・箕輪町伊那梅苑にて。

「古墳の山桜植樹面白い今までは松本の名所に」

松本・並柳の弘法山には頂上に古墳がある。地元ではちょっと小高い丘という感じだが、頂上の古墳の部分を残し、桜の帯が山腹を取り巻いている。30数年前に植えられた桜が今、成長し花を咲かせている。市内の桜の名所としてはユニークかつ比較的新しい花見…

「花筏流れ下るは神田川」

文京区椿山荘構内を出て、桜咲くビルの谷間を流れる神田川沿いを友人と歩く。

「年一度桜咲く頃高楼に登るこれわが年中行事」

国宝松本城は天守閣から3000m級のアルプスを望める国内唯一の城である。桜の花の時期は、6階の天守閣からの眺望は絶好だ。掘に沿う満開の桜並木、花を眺めながらそぞろ歩きをする人々。芝生で憩う人々。掘には白鳥2羽。この白鳥は渡りをしない飼われ…

「諏訪湖畔桜と足湯楽しめり」

諏訪は松本より南に位置するが、標高が100メートル以上高い故か、櫻の開花時期は少し遅い。湖水にはえる水辺、湖畔の櫻は実にいい。おもむきがある。湖畔には足湯(上から3番目の写真)の設備もあり、桜を眺めながら浸るもいい。そして松本の市街では見…

「校庭の金次郎と桜かな」

かって全国の小学校の校庭などに立っていた二宮尊徳・金次郎の彫像。戦前、軍拡主義の象徴のように見られたこともあり、戦後撤去されたものも多いが、残されたものも。そんな像に出くわすと郷愁も覚えるものである。

「桃始笑(ももはじめてさく)少女の憂い深く」

私の友人知人の若いイラストレーターのERIさんの同名の絵「桃始笑」に私が作句というかキャプションをつけたもの。桃始笑(ももはじめてさく)とは、「桃が初めて咲き始める頃ということ。「桃始笑」の最後が『笑』という文字になっている。この『笑』と…

「冷やっこい空気の中をコブシ凜と」

わが信州など,桜が咲く前にコブシの花が咲くのが普通である。まだ冷やっこい空気の中を白く咲くさまはなかなか印象的である。桜と違い話題になることもほとんどないが、その咲く姿は凜と見え、私が好きな花である。

「予定ない朝の気楽さ椿散る」

なにも予定のない朝というのはほんとうに気楽、気が休まる。ゴミも出したし、食事も済んだ。コーヒ−をゆっくり飲みながら、いつものバッハを掛ける。新聞に目を通したり、メールチェックなどを。

「春寒の奈良井を歩く句仲間と」

中山道、信州木曽、奈良井宿を歩く。28日の土曜日、午前中は風が冷たく冬のような陽気、午後は風も止み日差しも春らしい日和に...。

「桜仙峡見える陸郷夢農場の山桜なり」

今や、西に吉野、東に陸郷とまで呼ばれるようになったという安曇野池田町・陸郷のヤマザクラ。安曇野から、国道第19号線に抜ける山稜にある桜仙峡からの眼福の眺め。そのメーンは夢農場のヤマザクラである。

「山笑う少女の歌声こだまする」

先月のアルプス句会での席題、”山笑う”で苦しまぎれに作った句

「グールドのリトルバッハ聴く春の宵」

こどもが写っているが、こどものためのバッハということではない。このアルムは、グールドが愛奏したバッハの作品から、やさしく親しみやすい作品をグールド自身が選んで編んだもので、グールドのバッハ宇宙をはじめて体験する人にとってもかっこうの1枚とな…