もうひとつの ”ひとつ残し”

 もうひとつの「信州人のひとつ残し」。他県にもそういう風習があるかは知らないが、柿の実、りんごの実は全部とらない。害虫を食べてくれる鳥たちのために、いくつかを残してあげるのが流儀。実を残しておくと次ぎの年もたわわに実るという説もあるとか。おまじないみたいなものともいえる。「木枯らしが 残るみひとつ 吹き飛ばし」