やっかいな帰化植物・2 セイタカアワダチソウ


 セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物。もともとは観賞用に導入されたとの説もあるが、急速に広がったのは大二次世界大戦後。和名の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高いことによる。

 空き地や放棄畑などに繁茂して大群落を形成することや、花粉アレルギーの元凶であるなどの濡れ衣を着せられたこともあって、嫌われる植物のひとつになってしまったとも。

 写真は安曇野・明科の御宝田遊水池。後ろの黄色い花がセイタカアワダチソウ。やっかいな外来雑草には違いなさそう。毒草とも。何でも他の植物の生育を妨げる酵素を出すらしい。70年〜80年代中心に活躍したシンガーソングライター、山崎ハコ。その「織江の唄」の中に、”月見草 いいえそげんな花じゃなか あれはセイタカアワダチソウ”というセリフがあり、印象深く覚えている。