只今目下寒中也

 20日に大寒の入り、只今目下、一年で一番寒い季節である。先に、1月と2月どっちが寒いかなどと書いたところだが、これから寒のあける節分までが寒さのピークだろう。私の住む松本市の観測点でも今シーズンの最低気温−11.9度を記録した。同じ市内でも人が住む集落のある標高1500m近い奈川高原や乗鞍高原では更に4、5度は低かったろう。

 それでも多くの人が感じるところでは、昔はもっと寒かったというものである。確かに、昼間屋外で、耳が鼻がちぎれそうな寒さを覚えている。寒さだけならまだいい、これに雪が加わると、生活はほんとうに難儀になる。しかし、冬至から一ヶ月、日が長くなっているのが救いだ。