グレン・グールドと薬師丸ひろ子

  先日、タワーレコードで買ったCDである。でも大失敗?1枚で300円、2枚で500円、オフかフリーと出ていたので、何を勘違いしたのか2枚で500円と思いこみ会計へ。4215円ですといわれ、間違えましたというのもいやでそのまま購入してしまった。やれ!やれ!

 考えてみれば、中古CDショップ、また特価セールならいざ知らずまあありえないことで、とんだ勘違いではあった。もっとも買ったCD、希代のピアニスト、グレン・グールドの曲は2枚組で納得の内容。薬師丸ひろ子の方は、ゴールデンベストとして、「セーラ服と機関銃」など19曲が詰まっている。

 グレン・グールドは、坂本龍一のセレクション、28曲が。全曲はむろん無理だからパート、楽章、得意としたバッハをはじめ、ベルグウェーベルン、スクリャーピン、シェーンベルグ、グリーク、ヒンデミットなど、ふだんあまりグールドの演奏として聴けない曲も入っている。

 薬師丸ひろ子は私の好きな女優、その歌は多く、出演映画の中で彼女が歌いバックに流れていたものだが、その一種舌足らずのようににも感ずる歌唱に魅力も。少女から今は年齢を重ね、「三丁目の夕日」のお母さん役などもみごとにこなし円熟。