信州安曇野への白鳥飛来数1000羽を越える...

  1月16日、1002羽に。これくらいは来てほしいという、地もと民の願望的目標をクリアした感じで、白鳥関係者もほっとしていることだろう。ちなみに昨年の最大飛来数は1334羽、その前年は1338羽。今年は何年か前の2400羽には及ばないにしても、ひょっとして昨年・一昨年のレベルを越えるかもしれない。白鳥湖へこれから見に行くのが楽しみである。

 安曇野へ白鳥が飛来するようになったのはそんなに古いことではない。今シーズンでたかだか29年目である。諏訪湖を往来する白鳥の一部がここへ舞い下り、それの餌付けに成功して以来なのである。今では本家ともいうべき諏訪湖より白鳥の滞留数は、こちらの方がずっと多い。

 安曇野は、犀川河畔だが、どうして白鳥のお眼鏡にかなったかは良くわからない。いってみれば人間の目からは、何の変哲のない場所ではあろう。でも白鳥さんに感謝しよう、当地を選んでくれたのだから。白鳥が来るようになって、安全な場所だと見定めたのだろうカモもたくさんやって来た。