続・こころの山・北アルプス乗鞍岳

 こころの山の北アルプス乗鞍岳のことを、少し補足しよう。

 槍・穂高からは南南西に約30キロ弱離れた乗鞍岳(3026m)は、松本市の市街地からは、私の住む場所あたりからは見えるが、見えないところも。良く見えるポイントでお気に入りのところは、好きなドライブコースでもある薄川河畔道路。澄みきった晴天の午前中の眺めなどは格別。”雪の城”が、陽光を受け浮かび上がっている。春、4月河畔道路両側にある並木の桜が咲いて、そこに雪の乗鞍岳が遠望出来る光景は、まさに信州ならでは。
 
 常々、乗鞍岳北アルプスにあっては、火山ということもあるが、別格の山だと自分では思っていて、私の出しているメールマガジン安曇野(あづみの)通信」の中でも書いて来た。どっしりしていて、なんとも包容力いっぱいな山のカタチがいい。国道を前川渡で別れ、乗鞍高原への道を高度を上げる。雪の頃も残雪の頃も、やがてその雄姿があらわれると、いつもながら、おお〜”というつぶやきが自然口から出る。圧倒されるような迫力であり、美しさである。