グラジオラスが咲いていた...
とある田舎道を走っていたら、道路脇の畑にグラジオラスが咲いていた。昔はどこの家の花壇にもよく見られた花だが、今は見かけることが少なくなった。かっては花壇をにぎわしていた花でも、姿を消していった花がけっこうたくさんある。
花弁の世界もはやりすたりがけっこう激しく、新しい花に押され、姿をめっきりあるいはほとんど見せなくなった花々。田舎へ行ったときなど、そんな”昔(?)の花”を見つけ、ほっとすると同時に郷愁さえ感ずることがある。ふと立ち寄った古本屋で見た小学館の雑誌「サライ」でもそんな特集をしていた。
わかるだろうかそんな花々。花自体は少しも罪もないのにもう時代に合わないのだろうか。花屋に苗を見かけることも少なくなり次第に忘れられていく。 そんなだんだんと忘れられていきつつある花々にしばらく思いを寄せてみよう。
例えば・・・。
ダリア・どこの家の庭先や学校の歌壇で、秋の日差しに揺れていたあのポンポンダリア。
きんせんか・もう彼岸の供花としか ..。今は仏花として生き残り。
ほうせんか・きんせんか・ほうせんかと歌っていたものだ。
百日草・どこにでも咲いていたものだが、この花の単純さ、古めかしさはもう現代人にはマッチしないのだろうか。
マーガレット・けっこ咲いているけど、もう古い花だと感じてしまう。マリゴールドも同じ感じだが
ポンポンアスター・この花もそういえばよく咲いていたものだ。
グラジオラス・最近切花として見直されているらしい。しかし、昔の古いタイプのものに比べ花色豊か。一茎にたくさんの花をつけるものが主流とか。
けいとう・とりわけ昔ながらのとさかけいとうはなかなか見かけない。
三色すみれ・今のものは単色のものの寄せ植えだ。パンジーは一つに三色有るのが正解とか。そのほか、ひげなでしこ、金魚草、ひな菊、やぐるま草、千日紅・おしろい花、カンナなど。
秋に咲くききょうの種も園芸店ではもう手に入らないとか。また、ぜにあおいや日本おだまきも園芸用として消えゆく草花という。また大輪のひまわりもだんだん作られなくなっているらしい。