北帰行出来ず、安曇野で夏を過ごすコハクチョウが5羽も...

北帰行出来ず当地信州安曇野に残留する白鳥がなんと5羽もいる。羽根など骨折して飛べないので、仕方なく留まっているのだが、元々冷涼なところが好きで、夏は北極海沿岸で過ごす鳥、日本の夏はつらかろうと思うが、今のところ全員無事で過ごしているようだ。

 白鳥が安曇野で越冬を始めた1984年〜1985年(昭和59年〜60年)以降、北に帰れなかった白鳥は最多。昨シーズンも残ったあづみ、今年もやはり飛べず残った。

 アルプス白鳥の会によれば、今シーズンは白鳥が電線などに衝突するケースが少なくても5件あり、その内の2羽は死に、1羽は県内の動物園で保護されている。残りの2羽も怪我をして完治しなかったため北帰行出来ず安曇野に残ったと見られている。残留5羽には、それぞれニックネームが付けられているとか。白鳥湖には、去年からいる”あづみ”と”はるな””とみ”、御宝田遊水池には、”のんちゃん”と”しんちゃん”。なお、事情はわからないが、カモもキンクロハジロオナガカモ、マガモなど数羽残っているようだ。写真は、安曇野白鳥湖に残っている3羽、花火打ち上げのため、7月9日、御宝田遊水池に残っていた2羽も保護し、白鳥湖他に移した模様。