リカンベント!?

 リカンベントとは自転車の一種類である。実は3日前、自転車ロードレースのスタート会場で、初めて見て知ったのである。7月1日朝、檄坂で知られる自転車レース、ツールド美ヶ原のスタートの様子を見ようと初めて出掛けていった。競技参加者はなんと2200人もの数。開会式の会場を埋めたおびただしい数のロードレーサー、MTBに混ざって、見かけない自転車が。これがリカンベントという自転車だった。

 ネットの載っていたうっきーさんの説明などでは、おおまかな特徴として、背もたれ付きのシートに座り、前方に足を伸ばし、主に車体の前方についたクランク・ペダルを漕いで進む。車種によってはシート下にハンドルのついた下ハンドルタイプもあり、車種によっては2輪だけでなく、3輪、4輪タイプもあるとか。歴史は古いが、注目されだしたのはここ数年になってからのようで、日本では自転車好きの間にようやく認知され始めた程度で、一般にはあまり知られていないようだ。

 リカンベントの特長・メリット・デメリットなどは、背もたれ付きの幅広シートで、長時間乗っても楽。腰や肩、尻が痛くない。仰向けに乗るので開放感があり、景色がよく見える。また、空気抵抗が少ないので、向い風の影響を受けにくい。デメリットとして、"立ち漕ぎ"ができないので、一般的に登りはあまり得意でない。車高が低い車種では、車からの視認性が低い。低速での安定性には欠けるようだ。前輪駆動車もあるようで、リカンベントと言っても形状はまちまち変化に富んでいる。なお、数が少ないのでまだまだ高価。入門用で10万〜から。

 文章でいくら説明してもわかりづらいので、画像検索した写真を2、3枚付けておく。身近な乗り物の自転車にこんな新しい”発見”があったことにびっくり。年はとっても、世の中にには知らないこと、未発見がまだまだたくさんたくさん。画像は、ヤフーの画像検索より。

 うっきーさんのホームページ
 http://yana.pekori.jp/cycle/index.html