「ニッコウキスゲ鹿食害で命絶え」

 ニッコウキスゲといえば尾瀬ヶ原が有名である。わが信州では先ず霧ヶ峰が頭に浮かぶ。ニュースなどで花は見頃というので先日、5年ぶりで出掛けた。報道などで増える一方のニホンジカの食害で大半がやられてしまい、今は電気柵に守られたエリアでまあ細々という感じらしいということは知っていた。5年前見たはなやかなに広がる景色など望むのは無理だろうと、ここ1、2年は出掛けるのを躊躇していたものだ。それでも5年ぶりで見た風景は、写真2のとおりだが寂しい限り。むろん、霧ヶ峰雄大な大草原の景色には癒されるが。
2009年7月20日撮影。信州・霧ヶ峰高原・車山肩

「食害で囲まれて咲くニッコーキスゲ」。花も少ない上に、その花弁があるのは電気柵に守られたスペースのみという感じ。鹿の増加、困ったもの。2014年7月23日。