「シシウドの花揺れ向こうに冨士の山」

  シシウド(セリ科)は標高900m〜1000mの高原に群生する。ウドとは関係なく、イノシシが食べるような硬いウドということでこの名がついている。根はドッカツ(独括)といって日本薬局方に指定されている薬草である私はこの葉を採ってきて、入浴剤やお茶の葉として利用している。夏の朝、シシウドの花が高原を謳歌するごとく揺れる。じりじりと気温が上がる。彼方には冨士の山。今日行った霧ヶ峰高原にもシシウドがいっぱい咲いていた。