「金糸梅公園の隅でたよりなげ」、キンシシバイとビヨウヤナギ

  キンシバイ(金糸梅)もビヨウヤナギ(実央柳・美容柳)は、オトギリソウ科の小灌木。ともに6、7月頃、写真のような黄色い花を咲かす。二つの花、よく似ている。アジサイとともに、梅雨時に良く見かける花である。

 キンシバイ。中国原産。日本への渡来は1760年頃。・黄色が鮮やか。梅雨時に咲き、雨に映える。いっぱいある黄色のおしべを「金の糸」に5弁の花を「梅」にたとえた。

 ビヨウヤナギも中国渡来。枝先に花径5センチくらいの黄色い5弁花を次々に咲かせる。萼片は5枚である。花の真ん中には1つの雌しべがあり、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は5つに裂ける。雌しべを取り囲んでたくさんの雄しべがあり、5つの束になっている。雄しべの長さは花弁よりも長い。

キンシバイ
 
ビヨウヤナギ。