「蛇イチゴ食べられるのをご存じか」

 親に教えられたのではない、こども同志の遊びの伝承なかで身に付けた知識である。もっともこの蛇イチゴのように誤った”知識”もなかにはあったのである。蛇いちごという名前からして気味が悪い。毒らしいよといわれれば、そうかと信じてしまって近づきもしなかったのも無理はない。

 ウィキペデアには、−−語源については、実が食用にならずヘビが食べるイチゴ、ヘビがいそうな所に生育する、イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。毒があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒とある。もっとも、、赤色で球形、イチゴに多少似た実がなる。毒は含まれないが、あまり味が無いため食用には好まれない、とも。かくいう私も実際食べたことはないが。