春の高山山王祭を取材

  縁あってシニア大の研修旅行委員会のみなさんに同行、春の高山へ。高山祭、何でも春は、日枝神社の春の山王祭(4月14・115日)、秋は桜山八幡宮の秋の八幡祭(10月9日・10日)。春・秋二つの祭の総称なのだいう。その屋台の絢爛豪華さは目を見張るばかり、日本三大美祭のひとつに上げられているようだ。
 
 市のホームページによると、祭の起源は飛騨の領国大名金森氏の時代(1585〜1632年)、屋台の起こりは1718年頃にさかのぼるとされ、巧みな人形の動きを披露するからくり奉納、仕掛けが施された戻し車など、屋台にも匠の技が生きている。

 また総勢数100名におよぶ祭行列は、闘鶏楽や裃姿の警固など伝統の衣装を身にまとい、お囃子や雅楽、獅子舞に先導され祭地域をまわる。夜に入ると各屋台はそれぞれ100個にもおよぶ提灯を灯し、艶やかに夜の闇を飾る。飛騨人の意気が高まる高山祭。高山の揺るぎない誇りのようだ。


100個にもおよぶ提灯を灯し、夜の街を曳航される屋台。

巧みな人形の動きを披露するからくり奉納

からくり奉納するため陣屋前広場に集合した屋台。