「吾妻鏡」「太平記」を読む

 吾妻鏡とは、鎌倉幕府の正史ともいうべきものだが、古文読解の素養があるわけでもなく、国文学の研究をしてるわけでもないので、むろん本物などそうそうに読めるわけがない。この「吾妻鏡」、竹宮恵子というコミック作家がまんがに翻案したもの。

 だが、これがなかなか読みこなすのが大変、それなりのエネルギーが必要だ。マンガ日本の古典というシリーズのひとつなのだが、やたら武将がたくさん出て来て、ノートにでも整理していかないと関係がわからなくなる。2日や3日ではとても読めなかった。それにしても源氏は3代で滅んだが、頼朝の時代もその後の執権北条氏の時代も、有力武将御家人は次々と消される謀殺誅殺の歴史である。次ぎは「太平記」を。写真下は「太平記」の一場面。楠正成も登場。