はるけきいとしきこどもたち・3/写真とわたし・5

 写真はだれでもシャッターを押しさえすれば撮れる。撮れているといった方がいいかしれない。露出もピントも心配することなく、特にデジカメ時代になってからフィルム代を気に掛けることなく写真を楽しめる。しかしかように写真を撮ることは誰にでも容易にはなっているのだが、いわゆるアート志向、ジャーナリズム志向の写真など、他の人々を惹きつけ、う〜んと唸らせる良い写真を撮ることは正直簡単なことではない。

 誰でも撮れるが故にむずかしいのである。とかくひとりよがりになりやすいが、プロとアマが毅然と分かれる世界なのである。写真そのものの技術・テクニックも大きいが、何をどうとらまえるか、その写真の切り口・視野も重要である。この観点から有名な写真家の作品を見るのも大いに勉強になる。

 写真、、F4、125/1くらい、ネオパンF、100ミリ望遠で、京都西京極界隈、寄宿先近くのお寺の前で。