三川(さんせん)合流

 安曇野の東山、標高約1000mの長峰山の展望台に登ると、眼下に安曇野・松本平(盆地)が一望出来るが、先ず目に写るのは、三つの川の合流のありさまだ。三川(さんせん)合流といわれる。木曽駒ヶ岳の北西斜面に端を発した奈良井川が、松本へ来て、梓川と合流して犀川となり、安曇野明科で、この犀川穂高川と大町から南下した高瀬川が合流する。なお合流した犀川は、長野市千曲川に合流、新潟県に入って、日本一の大河、信濃川になる。

 地上では、この三川(さんせん)合流の実の様子が、あまりに巨大すぎてわからないのだ。高く離れてみてやっと確認出来るのである。人間社会の中でも、ごく身近にいてはその大きさ・偉大さがわからないということもあるだろう。写真、右上、高瀬川、手前、犀川、中央、穂高川