はじめて会った神様、月読尊(つくよみのみこと)

 先日、隣の市、安曇野市三郷・楡の住吉神社に参詣・取材した。そこの境内で、はじめて「月読尊」という神様に出会った。石仏・石神、神社仏閣に興味を持って見るようになって30年あまりだがはじめて見る神様だった。その場では、どういう神様かわからず、帰ってネットで調べて見た。

 朝日歴史事典に、−−日本神話に登場する月の神。伊奘諾(いざなぎ)尊の子で,天照大神(アマテラスオオミカミ)の次,素戔嗚(すさのう)尊の前に生まれた。「つく」は月の古語,「よみ」はひとつずつ数えること。よって,この神の名は月齢を数える意。

 『古事記』では月読命と書かれ,『日本書紀』には月夜見尊,月弓尊と書かれた例もある。『古事記』に,この神が登場するのは,誕生してすぐに夜の国の支配を父に命じられる個所だけだが,『日本書紀』には,この話のほか,口から多くの食べ物を吐き出して饗応しようとした保食神ツクヨミが切り殺したために姉のアマテラスがひどく怒り,もう弟とは会わないといったのがもとでアマテラスとツクヨミつまり太陽と月とは時を隔てて空に出現するようになった,という伝承もみえる。−−と載っていた。嗚呼、知らないことはたくさんたくさん、日本神話や古事記などに詳しければ先刻承知していた神様だったかも。

 また、ウイキペデアに、県内では姨捨山にある冠着神社の祭神は月夜見尊と言われているが、詳しい由来は分かっていない...と出ている。