双体道祖神は、信州も松本平(盆地)・安曇野が本場

 信州は道祖神、特に男女の双体道祖神の多いことで知られる。しかし、道祖神は県内一帯で見られるが、双体道祖神は松本平(盆地)・安曇野に集中している。他地域でも見られないことはないが、それはわずかである。なお、安曇野とは書いたが、松本平(盆地)の内に含まれる。双体道祖神は、盆地の安曇野から松本、塩尻にかけて多く存在する。

 NHKのTV番組、自転車で全国をめぐる火野正平の「こころ旅」が放映されているが、先頃何日かは信州が舞台であった。私の住む松本も登場、大町へ行って、地元の人に、双体道祖神はないかと質問する場面があり、その地元の人も、双体道祖神見るなら南の安曇野だよと応対していたが、すぐ北隣の大町まで行ってしまうと、見つけるのはなかなか難しい。大町から、白馬・小谷は石仏の
観音様の方が目立つ。