印象の少女


 アップした写真、わたし・アンクルのホームページ「風は森はともだち」のトップ・表紙に使っているモノクロームの少女の写真である。えみ(惠美)ちゃんという。なんと昔々、私が京都の学生時代、下宿の隣の燃料店(その頃は実質・炭屋さん)の娘である。小学校5年生くらいだったろうか。

 なんかのコンテストにも入った作品だが、我ながら、半逆光、露出もどんピシャで、モノクロームの写真のほんとう美しさを具現したものと思う。学生時代以来、長く写真をやっていて、一時は仕事のひとつとして写真を撮っていたこともあるなど、撮った写真は数え切れないが、その中でも自分で最も秀逸と思う一枚である。

 この写真の少女、このままの姿で私の胸の中で生きている。当時の年齢差を考えると、年齢を重ねておられれば、50代終わりくらいか。彼女の写真は何枚か撮ったのだが、この表情のスナップが一番いい。私ががなにかおかしいことを言ったので、思わず吹き出すのを手でとめて...といったところかもしれない。