白鳥がいなくなった川辺...

 安曇野に最後まで残っていた3羽のコハクチョウが11日夕方北方へ飛び去り、今シーズンの白鳥の北帰行が完了したことを地もとの新聞が伝えている。

 1週間前はまだ3羽確認、ニュースを知り、再び白鳥湖まわりへ行ってみた。カモはまだ少数残っているものもいるが、残らずいづれ去る。

 河畔のヤナギはもえぎ色に美しく新緑、川辺や陽光はすっかり明るく濃くなっているが、主たちがいなくなったその辺りは、何かしらいわれぬ寂寥感につつまれ、川音のみ静寂が支配している。河原で親子が石投げに興じている光景が印象的だった。