続・もちはなし、もちアラカルト

   もちの食べ方は雑煮、お汁粉、焼きもちといろいろ。雑煮は、もちそのものは焼きもちを入れるか、焼かずのそのまま入れるかだが、その具とか料理法は知るとおり千差万別。
 
 お汁粉は、粉あんかぜんざいかとかはあるが、そんなにバリエーションはあるとは思えない。

 焼いたもちは、素材の感じとしてトーストに似ているが、その秘める多様性可能性というのはパンの比ではないと思う。ごはん粒よりフィットするものは広そうだ。ジャム類はもうひとつかもしれないが、納豆にはうまく合いそう。マヨネーズやらケチャップやら色々試して見る価値はある。

 醤油のつけ焼き、安倍川、おろしもちとそれぞれに味わいがある。弁当にも砂糖醤油にまんべんなく浸し込んでから二段重ねに入れて持っていったものだ。ストーブの側に置いておくと固くならないでおいしく食べられた。それだけならいいのだが、醤油の香ばしい匂いがお昼前から教室に漂ったりしてちょっと閉口したことも。今はもう醤油もちを昼の弁当に持っていく発想もないだろうし、いささか恥ずかしくて出来ないかもしれない。