暗殺された音楽家、モーツアルトも??

 昨日、モーツアルトのピアノ協奏曲を紹介したばかりだが、先ず皆の頭に浮かぶ音楽家は、映画「アマデウス」などにもなったモーツアルトだろう。もっともモーツアルトの場合は、毒殺された可能性もあるといういうことで、その死因は依然謎である。

 モーツアルトの暗殺(?)に関連して、サリエリ説はじめ、モーツアルトの弟子で浮気相手(?)のマグダレーナの夫、フランツ・ホフデメール説、妻のコンスタンツェ説など、私のメールマガジン「クラシック炉辺夜話」の中でも何回か取り上げてきた。

 ベートーヴェンの筆談帳に、モーツアルトの死について、サリエリが怪しいなどの会話のやりとりの記録があることも知られる。モーツアルトを心情的には亡きものにしたいと思う者はどうも複数いて、その言行は行く先々で恨みを買っていたようである。体制側で、その死因などをわからなくするなんらかの工作が行われたのではないかという話さえあるようだ。