コンビニ版コミック「黄昏流星群」のファンに...


 コミック「黄昏流星群(たそがれりゅうせいぐん)」とは、島耕作シリーズで有名なコミック作家、弘兼憲史が隔週発行される小学館コミック雑誌ビックコミックオリジナル」に長く連載している、中年・シニア世代のせつない恋を描いたコミックストーリーである。いくつかの物語が終わるとしばらくして、まとめて単行本が発刊される。

 それとは別に、過去の物語のいくつかをセレクトまとめてコンビニ版が発行される。単行本が550円なのにコンビニ版は350円と本の造りは簡易装幀ながら格安、私もこの頃このファンになり、毎号出るのが楽しみである。

 隔週の雑誌の方も立ち読みなどしているが、良く作者は次ぎから次ぎとストーリー・人間模様を考えるものだと感心している。過去、映画化されたものもあるが、最近でも「星降るホテル」はフジテレビ系列でテレビドラマ化され放映されたところ。ストーリーはコミックの原作とはだいぶ違っていたが。

 英語のタイトルは、−−LIKE SHOOTING STARS IN THE TWILIGHT−−、単行本見開き、ストリータイトルの下に毎号次ぎの英文が、これがなかなか憎い。もっとも英語ではなんとまわりくどい表現になるものかとも思うが。

 In the later years of their lives men and women sometimes find themseleves in the glow of love. Their love stories
are shining like shooting stars in the twilight.

 四十歳を越え 多くの大人達は、死ぬまでに もう一度、燃えるような 恋をしてみたいと考える。
 それはあたかも黄昏の空に 飛び込んでくる 流星のように、最後の輝きと なるかもしれない。
 この熱い気持ちを 胸に秘めつつ、落ち着かない日々を 送る大人達を 我々は...
 黄昏流星群と呼ぶ....