オニヤンマを追った少年の日は...、トンボとセミの正体?

 
 トンボが集団で麓から山の頂や高原に移動すると聞いたことがある。移動のさまはなかなか壮観とも。トンボといえば水辺の昆虫だが、時には水のそばから離れることもあるのだろう。

  ところでトンボもセミもそうであるが普通は成虫のイージしかない。しかしほんとうの正体は、幼虫の方だというべきかもしれない。トンボの幼虫はヤゴで水中生活が一年から三年、セミなんかには幼虫に一般的な名前がついているのだろうか。数年から十年近くも地中生活。それなのにトンボの成虫で一夏の命。かげろうなんか卵を生むとそのまま絶命。

 セミはいってみれば死ぬ直前に地表へ出てきてという感じである。数日か一週間ほどの命。以上、百科辞典を開いての知識。
 
 長い捕虫網もって夢中でトンボやセミ・蝶を追ったものだが、今の子供はあまりしないのだろうと思う。どうも社会全体がそういうムードでないみたい。 シオカラトンボくらいではなく大きなものを捕まえたときは、それはうれしくて...。私の少年時代、網も買えば高いので母親が白い透き通るような薄い布地で器用に作ってくれたりもした。画像はヤフーの画像検索より。