「終戦戦後もういいじゃないか紅蜀葵」

 戦後70年という。だが明治維新後70年といえば、明治・大正を通し越して昭和も10年代になるのである。80年100年たってもこだわるのか。いつまで終戦戦後がつつくのだ?もういいじゃないか。

 以前、私のホームページでフヨウの特集をしたこともある(アンクルのアオイフヨウコレクション:http://uncletell.web.fc2.com/aoifuyo1007.html)が、花弁の白から、薄いピンク、朱へのさまざまな色合いと態様の変化、バリエーションも面白い。直径20cmにもなる大きな花をつけるアメリカフヨウ。浅い皿状に広がって互いに重なるため円形に見える花弁。その白地と中心部の赤い色とのコントラスト。ムクゲにもタチアオイにも八重咲きのものがあるが。八重咲きのフヨウともいうべきがスイフヨウ(酔芙蓉)、朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれピンクに変化する。フヨウの中では開花の時期が遅い。

 紅蜀葵(モミジアオイ)は、葉はフヨウとは違い掌状に裂けて長く、花弁の間は隙間があるが、花は先細のものからかなり丸星のものまで、またフヨウの花と感じがかわらないものもある。昨年の終戦の日安曇野山麓線で見た紅蜀葵も、大きく朱色が実に鮮やか、フヨウと見まがう感じの花弁が印象的だった。