「郷愁の秋ひとり遊びの少女かな」


60年代、私は京都も西の端、西京極というところで部屋を借り暮らしていた。阪急の西京極駅から電車に乗り学校に通っていた。クラブは写真部に所属、休日は近所を良く写真を撮って歩いたものである。ある秋の日、樹木がうっそうとしげる神社の構内で少女がひとり遊びをしていた姿を今でも印象深く思い出す。