エアコンの熱源って?

 友人がヒートポンプというものを知らないというので、エアコンの熱源云々だと説明するのだが、どうも自分自身もわかっているようでわかっていない。そこでヤフーの知恵袋などネットの力も借りて整理してみた。ヒートポンプとは少ない投入エネルギーで、空気中などから熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用する技術のことのようだ。エアコンや冷蔵庫、最近ではエコキュートなどにも利用されている省エネ技術。

ヤフーの知恵袋に、−−エアコンの暖房は外から熱源を取ると聞きましたが寒い冬のどこに熱源があるのでしょうか? という質問があり、ベストアンサーに選ばれたrennninさんの答えによると、.
 暖房中の室外機をよく観察すると、室外の空気を取り入れ、丸い吹き出し口から吹き出しているが、吹き出す空気は室外の空気より温度が下がっている。東京の1月の平均気温は5℃くらいだが、その場合、吹き出し空気は0℃くらいになっている。なぜ温度が下がっているかというと、室外機が空気から熱を奪ってから吹き出しているからであるとする。

 1m3の空気から1.4kcalほどの熱を取り出すと、空気温度は5℃から0℃に下がる。ルームエアコンの室外機は1分に30m立方くらいの空気を取り込んで吹き出しているから、1分に40kcalほどの熱が取れているということ。これは、1リットルの水を1分で40度昇温できるほどの熱量である。

 東京程度の寒さならエアコンによる暖房でもじゅうぶんかしれないが、寒冷地ではどうだろうか。この問題はまた別途。図は(財)、ヒートポンプ・蓄熱センターのホームページより。