写真とわたし・その1



写真は親爺がやっていて家に暗室もあったので、見よう見真似ではじめた。カメラもはじめは親爺から借りたスプリングカメラ。フィルムは確かブローニー、大きさはセミ版だった。多分距離計もついていなかった。むろん露出計も。何でも器械がやってくれる今のでデジカメの時代からは考えられない。

昔々の白黒の時代、引伸機に撮ったフィルムをセット、下に印画紙を置き、焦点を合わせ数秒か露光、次ぎに現像液に浸す。現れてくる像に始めはほんとうゾクゾクとしたものだ。バットが3つ並んでいて、現像液に浸した印画紙は次ぎに停止液に最後は定着液に。水洗いして後は乾燥させる。露光の時間も現像の時間もカン、手探りであった。写真はヤフーで画像検索したスプリングカメラと引伸機のひとつ。このカメラには連動距離計がついている。