信州・安曇野への白鳥飛来30年

 この冬は、実に安曇野への白鳥飛来30周年。地元関係者が第30飛来と呼ぶこの冬のシーズン(13年秋〜14年春)なのである。私が当地で白鳥を観察するようになってからも12年である。安曇野へ来るようなになったのは、何回も書いているとおり、諏訪湖に通う白鳥の一団が当地へ舞い下りたことによる。それが30年前で、その鳥たちを根気に餌付けした。今では本家ともいうべき諏訪湖より何倍にも飛来数が多い。

 白鳥やカモが水面でスイスイ泳ぐおだやかな風景を見るのは、実に心がほっとしなごむ。いつまでも眺めていたい。白鳥やカモほど、人間の身近まで来てくれる野鳥はほかにはいまい。